作品やプロダクトの「完成」を作る

こんにちは、プログラマの三浦です。

私がエンジニアとして意識していることのひとつが、作品やプロダクトを「完成」させることです。

大人数のプロジェクトの場合、一人で終わらせることができるとは限りませんが、エンジニアとしてプロダクトの完成は常に心がけています。これは私の音楽経験で身についたものです。

私がプログラミングを始めたのは、以前も話しましたが遡ること小学生の時です。以来、それ一本でここまでやってきたと思われがちですが、実は同時期に音楽も始めました。小学校の部活動でトランペットを始めたのです。大学院に入ってからは、何を思ったのかそれまで独学だったピアノを習い始めました。小学生に囲まれながらがんばりました(笑)上手ではありませんでしたが、ピアノは楽しくやれていたと思います。

 小学校の部活では、いきなり全国大会出場まで経験することができました。高校は吹奏楽部に力を入れている学校を選び、部活動に打ち込んでいた学生時代でした。

街で見かけた不思議な建物(ホテル)。緑が見えている部分は駐車場です。風水を重視するシンガポールでは「風(正確にはドラゴン)の通り道」を意識した不思議な建物が多いです。地震がない国だからできることですね。

街で見かけた不思議な建物(ホテル)。緑が見えている部分は駐車場です。風水を重視するシンガポールでは「風(正確にはドラゴン)の通り道」を意識した不思議な建物が多いです。地震がない国だからできることですね。

これだけ書くと、充実した部活動に思えます。確かに打ち込んではいましたが、音楽を楽しんでいたかというと実は疑問です。

今でもクラシック音楽は好きですし吹奏楽の曲が流れると反応してしまいますが、当時は音楽を楽しむような余裕はなく「大会に出ていい結果を残さないといけない」と、プレッシャーばかり常に感じていました。

私自身の演奏は棚に上げますが…その弊害か、今でも少しのピッチがずれるだけで気になって気になって、楽しめたものではありません。リズムが少しでもずれていると尚更です。その反動で、完璧なピッチとジャストなリズムが作れるデジタルな音楽に興味が移っていきました。

レースやプレッシャーから解放されてからは、趣味ではDTM(デスクトップミュージック)を始めるなど、それなりに音楽を楽しめるようになりました。

と、私の昔話になってしまいましたが、人生ではまた別の面で影響を受けています。

学生時代は父から常に「プライベイトで何があっても、観客は一切その事は知らない。常にベストな演奏をしろ。」「100回同じフレーズを納得できるようになるまで続ける。たった一回でも納得できなければ、本番では納得できない演奏になる可能性がある」こんなことを言われていました。いやはや、相当ストイックです。顔の筋肉のベストな状態を保つために、大真面目にその日の笑顔の回数を数えたり…。

私が思う大事な練習は「通し練習」です。楽器を演奏したことがある人はわかると思いますが、曲を演奏していると、得意なフレーズと苦手なフレーズが必ず出てきます。後者で詰まってそのフレーズを繰り返し練習することが普通ですよね。が、うまく弾けなくても、曲の最後まで演奏を続けて流れをキープすること。一つの曲として完成させること。このちゃんと終わらせる・完成させるということがいかに重要か学んだと思います。時系列の流れをぶった切って、しかも一時的に時間を戻すなんてもってのほか。

 今思うと本当にスパルタな学生時代だったので、社会人になってから戸惑いを隠せなかったですが、決して悪い影響だとは思っていません(100%良かったとも言えませんが)。

シンガポールからはバリ島やプーケット島が近いです。それよりももっと近く、身近なリゾートとして人気なのが、インドネシアのビンタン島は、フェリーでわずか約1時間の旅。

シンガポールからはバリ島やプーケット島が近いです。それよりももっと近く、身近なリゾートとして人気なのが、インドネシアのビンタン島は、フェリーでわずか約1時間の旅。

特にクリエイティブなことを行う際に、作品やプロダクトをちゃんと最後まで完成させて、「終わり(フィニッシュ)」を作ってあげることが本当に大事であることを認識しています。

別の言い方をすると、何かを習得したい場合には、この最後まで完成させることを繰り返し行うことがどれだけ効率が良いかということも言えると思います。

完成させずに練習することはスキルアップには繋がるかもしれませんが、トータルで見たクオリティにはあまり貢献しないと思います。

今回は、自分の中にあるモヤモヤとした概念を話すことになったので、万人向けではないかもしれません。

琴線が触れた方がいれば幸いです。

Best Regards,

 Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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