「物は作って終わり」ではない

こんにちは、プログラマの三浦です。

シンガポールは雨季に入ったため、1日1回はスコールに見舞われるようになってきました。雨季は比較的涼しい日が続きますので、温度としては快適なはずですが、南国の湿度の高さはやっぱりどうにもなりません。肌に優しいのと、花粉症が発症しないのが良いですね。(その代わり、デングやジカなどの蚊を媒介する病気も一方で多いです)

今日は「物を作る」仕事をしている人への自戒を込めたメッセージです。いや、ほとんど自分に向けての戒めなのですが。。。

Istana(シンガポール大統領府)は年に数回一般公開されるようで、行ってきました。新宿御苑みたいな感じでしょうか...。広くて、気持ちよかったです。

Istana(シンガポール大統領府)は年に数回一般公開されるようで、行ってきました。新宿御苑みたいな感じでしょうか…。広くて、気持ちよかったです。

私はデッザンは何とかできるけれど色塗りが酷い、木材や金属の加工は得意だけど、デザインセンスはない。字も下手くそだし、リズム感は全くなし。そんな子供でした。そんな私がコンピュータに出会って、自分の不得意なところをコンピュータにやらせれば作りたいものが作れる!と意気揚々となったのがスタートです。

大げさに言うと「作らずにはいられない、この衝動を抑えきれない。」という気持ちがあって物を作るわけですが、さらに気持ちが高まると、本気で「作らずには死にきれない」とまで思うわけです。そんな思いがあると、ちょっと完成しただけでもすぐに「誰かに見せたい・驚いてもらいたい・褒めてもらい」とも思ってしまうものです。ぐっと我慢して「今このタイミングだ!」という万全の状態・タイミングで世の中に出すべきなのに、勇み足をしてしまう。もしくはリークさせてしまう、といったことをしてしまいがち。

もちろんそのプロダクトの性質上、その方が結果的にうまく事が運んだケースもあります。ビジネスをする上では、ユーザー様に届ける前にしっかりテスト・改善を施し、他社の追従ができない状態でリリースするべき。そして、リリースする前の盛り上げ、各メディアへのプレスリリース。リリース後の露出計画も含めて、最後まで丁寧にやりたいものですね。

せっかく人生の時間を利用して作ったわけですから。

私は甘い物が好きなので、作り終わる=解放されたら嬉々として甘い物を食べに行きます。これは以前にも紹介した絶品フレンチトースト。※画像クリックでお店のウェブに飛ぶので、シンガポール在住の方は是非。

私は甘い物が好きなので、作り終わる=解放されたら嬉々として甘い物を食べに行きます。これは以前にも紹介した絶品フレンチトースト。※画像クリックでお店のウェブに飛ぶので、シンガポール在住の方は是非。

「作って終わり」を卒業できてこそ、持続性のある物作りに昇華できると信じています。ベンチャービジネスやスタートアップの方には何ら目新しいことではありませんが、きっと些細な仕事の中にもこういう部分が隠れていると思います。

永遠に修正作業が終わらないと思われる芸術にも、その作者の寿命という縛りがあります。その寿命内に最高の作品になるように逆算できれば良いのですが、そこはどうにもなりませんね。

Best Regards,

Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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