海外生活でぶつかる壁を乗り越えるコツ

こんにちは、プログラマの三浦です。

いきなりですが感謝の言葉を書き始めますと…シンガポール生活も4年目、これまでのところ大きなトラブルもなく無事に生活できておりまして、周りの皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。

ベルギー、東京(秋田出身の私からすると国内でも大都市圏は外国と同等…)、シンガポールと渡り歩きましたが、それなりに楽しんできたと思っています。

正直なところベルギーでは、少しだけアジア人に対する差別を感じたことはありました。ただし気に止める程ではなく、同僚がいつもケアしてくれていましたので、嫌な思い出はありません。

シンガポールはそもそもいろんな民族がいるので、ベルギーのように悪い意味で注目されることはありません。ベルギーでは、アジア人というだけで、老人の方は少し恐怖を感じているように見え、若い人らは何か珍しいものを見るようにこちらを見てくることが普通でした。その点、シンガポールは全く違和感なく街に溶け込んでいます。これは、多民族国家の有り難い面だと思います。

先日のマレーシア出張で。KL(クアラルンプール)の街並み。「横浜っぽい...」と言われました。そうなのか...

先日のマレーシア出張で。KL(クアラルンプール)の街並み。「横浜っぽい…」と言われました。そうなのか…?

そんなわけで、シンガポールは最初の時点のハードルが非常に低いですが、それでも初めての海外生活をする人にとっては、国を問わずいろいろ不安になることが多いと思います。

※ちなみに、日本人(駐在員?)が一番住みやすい赴任先はタイのバンコクかシンガポールと言われているそうですよ。駐在員が一番多い国はどこだと思いますか?中国とアメリカだそうです。国土の広さと人口を考えると納得のトップ2です。

<言語>

言葉の問題がない人にとっては、だいぶスタートラインは異なると思います。とにかく人間はいまだに口と口とのコミュニケーションに基づいているので、その部分で気持ち良くコミュニケーションできないと、非常にストレス(不安)を抱えます。

言葉はコミュニケーションの1ツールであって、コミュニケーション自体は自分から一歩踏み出す勇気さえあれば何とかなるものです。どんなに流暢な英語を喋っても、楽しくない話題、興味のないことを話しても誰も聞いてくれません。逆に聞きたいと思わせられる話題であれば、相手は聞く姿勢に集中し、どんなに酷い英語でも聞いてくれるでしょう。話すきっかけは、あなたの小さな勇気から始まります。

<ストレスは溜まるもの>

もうひとつ言えるのが、楽しみ方を固定しないことだと思います。母国と違って、習慣や食べ物、価値観が異なることによって、ストレスが溜まるのが海外生活です。それにいちいちやられていたら、体が持ちません。求めるハードルは上げすぎないように注意しましょう。そして、いつまでもそれまでの価値観や楽しみ方にこだわりすぎないことがポイントです。

例え話を挙げましょう。遠い昔、自分がまだ音楽の世界にいた頃、音楽の楽しみ方のコツは、聴き方をジャンルによって柔軟に変えることとある人から教えて頂きました。クラシックを楽しむ聴き方でジャズを聴いても楽しくありません。ジャズを聴く楽しみ方で、テクノを聴いてもちっとも楽しくありません。それぞれジャンルに合わせた聴き方があり、それに合わせて聞けた方が数倍楽しめるわけです。これは、音楽だけに限った話ではないなと実感します。

ドローンから撮影した写真や動画はありますが、今回は逆に飛行中のドローンの写真を撮ってみました。

ドローンから撮影した写真や動画はありますが、今回は逆に飛行中のドローンの写真を撮ってみました。

世の中には、非常に知見が深く、そして自信に満ちた人にたまに巡り会います。そういう人は、いつも楽しそうです。そんな方は、大抵楽しみ方の引き出しが多い方だと思います。まず勉強する以前に、そのことに対して純粋に楽しめていない限りは、深く理解することが難しいからだと考えます。

自分にも言えることですが、自分から一歩踏み出し、相手(国)に合わせた考え方、楽しみ方を身に付けたいものですね。まだまだ精進あるのみです。

Best Regards,

Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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