ジレンマ

こんにちは、プログラマの三浦です。

社会や文化には、流行り廃りがありますよね。

もっと広い観点では、人類の歴史でもそれが繰り返され、変化していくことを過去の歴史を見ることで理解できます。

プログラマは今注目されている職種で様々な勉強会や、低年齢からプログラミングに触れさせようと躍起になっています。また巷では、新しい言語だ、新しいフレームワークだ、ライブラリだと解説サイトや煽り文章に溢れたサイトをよく目にします。

流行=最近の私のマイブームはドローンです。型落ちのドローンを改造することにすっかりハマりました。これは撮影したシンガポールの公園です。

流行=最近の私のマイブームはドローンです。型落ちのドローンを改造することにすっかりハマりました。これは撮影したシンガポールの公園です。

話は変わりますが、今の時代は音楽を作っている人たちにとって苦渋の世代と思えます。

最初は貴族のお抱え人から始まり、生活が保障されていました。20-30年前ぐらい前までは、それなりのスタジオや機材を使わないとリリースできなかったため、音楽を職業とする人はごく限られた人だけのものでした。

その後ソフトウェアの出現によって、一気に敷居が下がりました。プロ向けハードウェアをシミュレーションするプラグインが開発されたり、より安価なツールが提供され、気軽に音楽を製作する環境が整いました。

巷には音楽が溢れ、無数の音楽の中から良い音楽を見つけることが難しくなりました。

これにより相対的に音楽へ対する価値観が下がり、お金を出してレコードやCDを購入するもの→無料で手に入るものという考えにシフトしていきました。これは誰にも止められない時代のうねりのようなものです。

さらに掘り下げて「DJ」について。

DJという職種は複数のレコードプレイヤーとそれをミックスする小型のミキサーが開発されてから増えだした、新しい職業の一つです。

音楽の扱いの敷居を下げた恩恵で生まれてきたと言って差し支えないと思います。

DJと一言で言ってもトラックメイキングをしているアーティストから、EQに手を触れて(回していない!)再生ボタンを押すだけのButtonPusherまで様々です。音楽のジャンルも多種にわたりますが、アーティストでもありエンターティナーでもある職種ですので、音楽のジャンルの流行り廃りに少なからず影響を受けます。

自分はかれこれ30年以上プログラマとして活動していますが、この音楽を製作する人々の遷移、DJが今直面している変化などが、他人事のように思えません。

長年やってきた者が恐れるのは、固定観念に基づいた発言ではないか?という点です。「俺、今良いこと言ってるつもりだけど、それって誰得?俺得でしかないんじゃない?」つまり、今まで気がついていなかったけれど、これ既得権益側に立った発言と思われないか?それまでの経験でのみの視点で上から目線での老害意見として捉えられないか?と心配になるわけです。だんだん言いたいことも言えなくなってきますよね。。。

プログラマも同じで、あまりにも身近になり、しかもアルゴリズムやロジックとは無縁のプログラミングもニーズとして増えたこともあり、誰でもできること=ソフトウェアは無料のもの、という考え方がだいぶ浸透してしまいました。新しいツール(機材)はどうだとか、新しい言語(ジャンル)はどうだとか、まぁロートルにとってはうんざりなんですが…たまに発言しようとすると老害発言と言われかねない恐れがあります。

どんな仕事でも同じ問題を抱えているように見えるんですよね

昨年久しぶりにデジカメを買いました。お手軽価格のものでしたが、それ以来ちょっとした遠出にも持参し、写真を撮り溜めるようになりました。これもマイブームかもしれません。

昨年久しぶりにデジカメを買いました。お手軽価格のものでしたが、それ以来ちょっとした遠出にも持参し、写真を撮り溜めるようになりました。これもマイブームかもしれません。

少々愚痴っぽくなってしまったのですが(汗)、前向きにどう考えれば良いのか自分なりに考えました。

・関わる人口が増えれば増えるほど、ブレークスルーの機会が増えるので全人類にとっては良いことだ!

・上位10%の人がそのシーンのことを本当に真剣に考えるはずなので、人口が増えれば、その上位10%人口も絶対的に増えるはずだ!

・流行によって現れて消える奴らはいつも同じ。

・時代の潮流で一色単に見られるけれど、その評価や活躍のフィールドは隔離されるので(隔離されるように仕向ける)、自分の価値を高くキープする

・自分の価値を高くキープできる、すなわち金銭的に困らないようにできる

・今の時代不安を一つでも減らすことが大事。そのうちの一つ「金銭的に困らない」という点を減らすことが出来れば、もっとクリエイティブなことに没頭できる!

残念ながら自分一人の力で社会や文化をコントロールすることはできないので、大きな流れに対しては身を任せるしかないと思います。

その中でも例えば上位10%に位置し、次の時代のレールを作ることができれば、今後もやりたいことが続けられると思っています。

たとえ、A.I.がこの分野に入ってこようとも

最近、考えていることを吐き出してみました。皆さんはどう思いますか?

Best Regards,

 Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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