ワークライフバランスについて考える

こんにちは、プログラマの三浦です。

今日はどの職種でも、社会人なら一度は考える「ワークライフバランス」について、私はどう考えているのか改めて文字にしてみました。

業務アプリケーションを請負で開発していたサラリーマン時代がありました。この時、経験したもの全てが今でも役に立っていると本当に思います。それまで独学でソフトウェアの作成方法を学び、大学でより深くソフトウェア工学を学びましたが、また社会に出て現場で触れられる体験は、それまでとは比較できないものです。

その時自社開発から、業務・プラント・勘定系など様々な業種を経験しましたが、ひとつ気になることがありました。それが「残業」です。

昔の話ですので今の時代の風潮とは違うかもしれませんが、経験談を元に書いてみます。

「スキルを磨く!」と書くとやたら意識高い系に聞こえる昨今ですが、そんなノリではなく、私はただ純粋に新しいことを覚えたい一心でした。それは今も変わりません。

そうなると、仕事が終わった後の時間そして週末はとても貴重でした。例えば冬の晴れた日にスノーボードを車に積んでゲレンデに行くことと同じくらい、家に篭ってコーディングもしていました。

街で見かけて二度見した上に、思わず写真を撮ってしまった壁画。カート部分は壁に埋め込まれていてびっくり!

街で見かけて二度見した上に、思わず写真を撮ってしまった壁画。カート部分は壁に埋め込まれていてびっくり!

が。

そんなある日、ふと気がつきました。

「皆、残業をしている。。。」

残業代でたくさん稼いでいる人もいました。計画をはみ出した部分は、自分のミスなので、あえて残業は申請していませんでした。

2016年現在では、スタートアップやベンチャー企業で残業代を請求されていたら、速攻運転資金を失い何も実現せずに終わってしまいますが、当時は資金繰りが問題なく、最終的に売上が立てば、それほど残業代を出すことは重要視されない印象でした。

いまだに大規模なプロジェクトの現場では人月見積もりで行われているのかもしれませんが、単純化したモデルであり、すべての人の能力をある程度同等として計算するものです。

これらは単純労働に適用されるのが一般的でしたが、当時ITの業界は必要な需要に追いつかず「大量の働き手を世の中に出して一気に儲ける」そんなビジネスモデルが主流でした。

そんな中で顔を出すのが、前述の残業。働き手として、自分の単価を上げるためには、それこそ先日のブログに書いた資格を取得して、外から見た一般単価を上げるか、残業手当を得るかどちらかしか無かったわけです。

そうなるとですね、汗かいているふりをする人(実際にプログラミングで汗かいている人はあまり見ませんが)忙しそうなふりをする人、何もすることがないのに会社に留まっている人が会社の社風によっては生まれる場合が多いです。

いろいろな思惑や都合があり、そういう人はある一定数出てくるわけです。

以前は「会社とは人生の多くの時間を捧げるもの」という価値観が主流でしたが、今では様々な考え方があります。

働くことに関しての考え方はいろんな方がブログで書いているので、私はあえてここでは書きませんが、私にとってはワークライフバランスは存在せず、ワークもライフもすべて同じです。

仕事でマレーシアの山間部に行ってきました。日程もタイトでトラブルもありましたが、この空!仕事のはずがリフレッシュできました。

仕事でマレーシアの山間部に行ってきました。日程もタイトでトラブルもありましたが、この空!仕事のはずがリフレッシュできました。

プログラマ(エンジニア)は好きでなければ就かない・続かない職業だと思っていますが、世の中のいろいろな職業を見ると「特に好きではない仕事をやっている」「好きなことややりたいことが仕事になるのはほんの一部」という意見が多いことも理解しているつもりです。

そんな人にとっては「ワークもライフも同じ」と考えることは難しいですよね。

しかし「ワークライフバランス」とは、できるだけ残業しないように仕事に集中する、休日は仕事を忘れてプライベートを充実させる「オンとオフを完全に切り離す」意味でしょうか。

私はそうは思いません。

仕事で嫌なことがあれば、休日に気持ちを引きずることもあります。

月曜日ほど気持ちが萎える日はありませんが、週末にリフレッシュしていたら、嫌だと言いながらも気持ちが引き締まっているのではないでしょうか。充実した旅行明けなど尚更です。

仕事はプライベートに影響を与え、プライベートの充実は仕事のモチベーションにも影響を与えるものです。

仕事はオン、プライベートはオフ ー切り分けているつもりでも、実は繋がっているもの。

「オン、オフを完全に切り離す」などと思わず、オンもオフ問わず毎日充実した自分を目指すことが私の言う「ワークもライフも同じ」です。

Best Regards,

Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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