多趣味になる-自分の引き出しを増やす

こんにちは、プログラマの三浦です。

プログラマは多趣味な人ほど、現場で活躍できる人が多い気がします。

もちろん、それは好奇心旺盛で何にでも飛びついて、自分に吸収するという面が作用しているかもしれません。また、先日ブログにも書きましたが、一つの専門分野を持つだけではなく、複数の専門分野を持った方が視野の広い見方ができ、新しいブレイクスルーをもたらせる可能性があるわけです。

プログラマを語る際に、ミュージシャンのプログラマ、登山が趣味のプログラマ、マラソンが好きなプログラマ、自転車でクルーズするのが趣味のプログラマがよく話題に上がります。これらは、プログラマの潜在的な資質のほか、’プロジェクトを遂行する’などの兼ね合いで相性が良いものがあると思います。

不規則になりがちなプログラマ。最近ランニング用スニーカーを買ったので、たまーーに体を動かすようになりました。家の近くがこんな景色だとランニングするかもしれません...

不規則になりがちなプログラマ。最近ランニング用スニーカーを買ったので、たまーーに体を動かすようになりました。家の近くがこんな景色だとランニングするかもしれません…

登山が趣味、マラソンが好き、というのはプログラマの潜在的な資質から来たものだと言えるでしょう。プログラミングは、もちろんチームプレイではあるものの、最終的にはマラソンのような自分自身との戦いの要素が強い職業だと思っています。登山もそうですね。事前の日々の準備、当日のペース配分、ゴールへの意識付け、次への挑戦設定、そして粘り強い努力が必要なところは、個人という切り口で見た場合のプログラマを端的に表していると思います。

自転車好きは、上記の登山、マラソンと同じような要素を持ちつつ、自転車自体のカスタマイズやパーツの選定、自分の自転車をどうしたいのか等、モダンな要素も持っていますね(あ、もちろん登山やマラソンもそういう面もあると思います。ウェアやシューズへのこだわり等…)

ミュージシャンのプログラマ。これも昔からよく指摘されていることですが、過去の著名なプログラマはミュージシャンでもあったりする場合が多いようです。

個人的には、プログラマはアスリートであり、芸術家であると考えます。アスリートの面は、前述した通り。芸術家の面は、所詮動けば良いものを自分の美学のようなものを持ち、それに則って改善していくプロセスや一種終わりのない改善過程などが似ていると感じます。また、ゼロから1を構築する発想、また1を10にする手法などは作曲過程に似ているとも感じます。

私の話をしますと、小学3年生からプログラミングを始めました。また同じ時期から音楽一辺倒の生活でした。結局大学までマーチングバンド部+吹奏楽部を続け、それまで独学だったピアノをなぜか大学院に入って時間もできたという理由だけで習い始めました。

その後は、DTMやギターを練習することが趣味になりました。なんでしょう、自分は練習マニアで、何か曲を演奏することよりもただひたすらスケールの練習をしたり、ハノンをずっと弾き続けるのが楽しいというマゾです。

これらはプログラマの資質面での貢献もありましたが、現実のプロジェクトとの相性にも大きく貢献しました。自分は、コンピュータグラフィックス周りを得意としていましたが、それにプラスして音楽の知識があるのが、自分の引き出しを広げることに貢献しました。特に苦労することもなく、MIDIの実装が行えましたし、オーディオの信号処理も特殊な勉強も必要でしたが、それ以上に興味があったので、楽しくVSTプログラミング、AudioUnitプログラミングができました。

現在展開しているVJソフトのひとつ、Kraken。他にGRoKというソフトもあります。

現在展開しているVJソフトのひとつ、Kraken。他にGRoKというソフトもあります。

現在までにいくつかのVJソフトウェア開発していましたが、まさにドンピシャの分野で、両方の知識がまさに注げるフィールドでありました。今後は、視覚、聴覚以外も実装できる時代になっていくと思いますので、今まで以上に多様なスキルを複数持ちえている人の活躍の場が増えることが想像できます。

プログラマに多趣味な人と、一つのことに詳しいマニアな人の2つのタイプがいますが、今後は断然多趣味な人を目指すべきなのは明白です。

あなたは、プログラミングする以外にどんな趣味を持っていますか?

何の役に立つかは、誰にも予想はできないものです。やってみて、何か楽しい!と思えるものは継続できる要素があなたとマッチしたということですので、ぜひそれも続けてみましょう。思わぬところで、役に立つかもしれませんよ。

Best Regards,
Nozomu Miura

miura

秋田県生まれ。ベルギー、東京を経て現在シンガポール在住。 様々な業務アプリケーションの開発に関わり、主に低レイヤーの開発を得意とする。 ベルギーへ渡り、照明最大手のR&Dのリードエンジニアとして、メディアサーバや照明制御の開発に6年間従事。 2006年のユーロビジョンソングコンテストやアーティストのステージを支えるエンジニアとしてベルギーを拠点に欧州で活躍。 日本ではライブストリーミングサイトdommuneや、坂本龍一の映像配信などをサポート。 その一方で、vjとしてクラブシーンとも関わり、積極的にvjソフトウェアを開発。 小さくてもニーズのあるツールを提供するのが生き甲斐。次のプロダクト作成のため、メンバーを探している半ばの人生。 エンジニアとしてのメンタルを保つために、アジア大陸最南端でギラギラ葛藤中。 動物とあんことレッドブルが好き。最近お酒に弱くなりました。

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